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2006年10月22日 (日)

メイドのセイバー香奈さんも読んでる(笑)

●『シグルイ』 第七巻

 裏表紙の牛股師範には内容を知っていても驚かされ(笑わされ)てしまう、敵討(あだうち)至るまでのエピソードを網羅した本巻。地味といえば地味なのですが、ここでの溜めが(“流れ”のごとく)宿命の対決を盛り上げてくれたのは、後述の今月号の話が実証してくれた通り。忠長の瞳に濃いトーンが加えられていて、一層謎の宇宙人(リトル・グレイ)チックに(笑)。白眉の「同胞(はらから)」の回には、伊良子がより強い憎悪をふくらますシーンが加筆されていて、絶対に交わることのない双竜の姿を鮮烈に描き出しています。でも生きるって、こんな風な些細なボタンの掛け違えの積み重ねなんだよね…(おおっと)。そしてやはり一番心に残るのは、無双の虎眼スマイル!(笑)。


●『シグルイ』 第三十九景/土壇場

 「本気(まじ)かよ」

って、江戸時代的にはアリかよ!?(笑)。そんなお茶目な雪千代さんですが、見た目と違って(?)剣の方の腕前もイケてるみたいです。単なる雑魚ではなさそう? …そんな一流の剣士達こそがエライ目に遭うのがこの作品なんですが(苦笑)。そんな一人、舟木一伝斎が再登場。見る影もなく老いさらばえてしまってますね…。やはり、(あんな「ぬふぅ」な奴らでも)愛する息子達をあんな形で失ってしまったショックは大きかったのはないかと。今回の果たし合いは、外から見れば虎眼流の内紛劇ですから、自分の流派の血脈を絶った張本人達も今まさに滅び行こうとしている光景をなんとしてもこの眼で、と云う執念でここにやって来たのでしょう。この世界の人は、こんなのばっかりです……。

 想定外の上段に動ずることなく、必殺の“飛猿”(遂に出た!)を放つ藤木、それを受ける伊良子、文字通り鎬を削り激突する両者。ほんの一太刀二太刀しか交えていないのに、この緊迫感と濃密感がたまりません。藤木が押す形で続く、となりましたが、この後の彼の運命は既知の通り。伊良子はどうここから逆転するのか、目が離せませんな。

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