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2008年5月 2日 (金)

54年目の『真・GODZILLA』

 ようやっと観て来られました、『クローバーフィールド』。いや、面白かった! 「巨大な怪獣って緊張感とか恐怖感をリアリティ持って描けないよな」なんて昔から云ってる人もいますが、「そんなことねーだろ」と思う自分にしてみれば、まさにこう云うのが観たかったのですよ。文字通り「夢にまで見た」映画です。

 色々評価の芳しくないエメリッヒ版『GODZILLA』だったりしますが、自分は前半は大好きなんですよ(ゴジラのデザインもアレはアレで好きだし)。徹底的な人間目線での描写、チラリと一部しか見えない巨大生物の姿、そしてそれを説得力あふれる映像として具現化するための迫真のCG、「もしホントに自分がその場にいたらこう見える」と云う(日本の怪獣映画ではやれない・やらない)“体験”を提示してくれた最初のニューヨーク襲撃(あ、舞台も同じだよね)が個人的なクライマックスだったわけです。まあ、その後は右肩下がりにワクワクがしぼんでいくのですが…(それは、「ニッポンのゴジラと違いすぎるから」などと云う理由では、断じて無い)。『宇宙戦争』(スピルバーグ版)や『グエムル』も「惜しい、もう少し」なもどかしさがあったり。

 そうした鬱積した気持ちを見事に晴らしてくれたのがこの作品でした。いやあ、すさまじい臨場感! 画面内へのあまりのシンクロ振りから、途中から思わず「OH!」とか「マイガッ」とか叫びながら見入ってしまってましたよ(苦笑)。絶対に映画館でしか得られない感覚でもあったり。ようやく、自分の観たかった怪獣映画を観ることが出来て大満足、終始興奮しっぱなしでした。これをふまえた(でなきゃ嘘だ)“本家”はどんなものを作らねばならないか、ハードルが上がってしまった気もしますが、新たなステップに足を踏み入れることが出来たのだと、今は喜んでおきましょう。

 ただ、ストーリー的には新しい事って何もやってないんですよね(手堅くまとめてはありましたが)。色々突っ込む部分も少なくないし。でもそれらを論ったところで、この作品の面白さは損なわれるものではないのですけど。

 そして、スタッフのゴジラに対する深い愛情にも感涙。ミサイルや爆撃ごときで倒されることのない“あれ”。やっぱ怪獣はこうでなくては!(オイオイ、上で云ってるのと矛盾してねーか?)。マグロ喰ってるような奴とは鍛え方が違うぜ!(笑)。後、エンドロールの音楽はモロに伊福部サウンドでしたな。恐れ入りました。

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コメント

自分も観て来ましたよ。

まず、どんな映画なのか(ここの書き込み以外)全く予備知識無く観に行ったんですが、冒頭のパーティーのシーンが楽しく、そこで描かれる人間関係が気になって、怪獣映画であることをすっかり忘れて、この後どうなるんだろうと思ってたら、突然の災害発生。せっかく面白くなって来たのに、突然それを中断されてしまった感覚。現実に災害が突然発生し、日常から非日常に放り出されるってこういう感じなんだろうなと思えた点で、臨場感あふれてたと言えますね。

「ハンディカムで撮影した映像」という手法は、涼宮ハルヒの映画を連想してしまいました。吹き替え版のハッドの声は是非、杉田智和でお願いしたい。ただ、ブレが多いので、カメラ酔いしてしまいそうでした。それが後半はブレが少なくなり、撮影の仕方も上手くなって、ほんの数時間でカメラマンとしてここまで上達するか、とかツッコんだり。

怪獣の姿を断片的にしか映さないのは(別に新しい方法では無いですが)効果的ですね。日本では、せっかく怪獣とかミニチュアとか造形したんなら画面に映さなきゃ勿体ない、という風潮がある気がしますが、向こうさんは、金かけて作ったCGでも小道具でも、その方が効果的と判断したら断片的にしか出さないという決断が出来るわけですな。

謎解きをする気は全くない作りですが、明かされない部分は御想像にお任せしますってことなんでしょうな。ということで自分は、あの怪獣は、レギオンの親戚ではないかと思ってたりします。

投稿: 靖KAGE | 2008年5月 4日 (日) 22時52分

> 涼宮ハルヒの映画を連想

そこは、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』じゃろー(笑)。

> 吹き替え版のハッドの声は是非、杉田智和で

延々と冷静にツッコミを入れながら記録していそうだな(盛り上がらねーw)。

> レギオンの親戚

それは俺もちょっと思った(笑)。でも、意外と姿が人間ぽいので、ジャミラ系かも…(やだなあ)。

投稿: はやみだしのむ(管理人) | 2008年5月11日 (日) 22時17分

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